※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります
※この体験談は2021年8月11日に執筆されたものです。今後、状況などが変わる可能性があるのでご了承ください
留学先:カナダ バンクーバー
留学時期:2020年〜
性別:女
留学した年齢:29歳
目的:語学留学
私は29歳でカナダのバンクーバーに留学しました。元々は2020年3月末に渡航予定だったのですが、コロナによる入国制限の影響で半年遅らせることとなり、2020年の8月末についに入国することができました。
それまでは日本の不動産関連の会社で営業として7年間働いていましたが、30歳を目前にし新しい仕事をしてみたい、自分が本当に情熱的になれるものに関わることのできる仕事を見つけたいという想いで仕事を辞め留学を決めました。
留学の目的は英語力向上のためと、自分がこれから何をしたいのかを新しい環境の中で見つけることであり、自分は今まさにその過程の中にいます。
留学に向けての準備
私の渡航時期は特にコロナ禍の真最中であったので、通常の留学時の手続きよりも色々と複雑なことが多かったように思います。
今もそうかとは思いますが、国内や渡航先の状況によって必要になる手続きも都度変わるので、常に最新情報を手に入れることができるよう外務省が配信する「たびレジ」に登録したり、利用予定の航空会社のホームページをこまめに確認したりしていました。
また、現地で使用する携帯電話や海外保険、役所手続き等渡航日程の変更によって都度変更手続きをしなければいけないものについては、自分でエクセルの表を作成し管理していました。
留学の持ち物
持ち物の準備は自分のモチベーションを上げるためにも、私の場合はかなり早い時期から色々なものを買い揃えていました。利用する航空会社によって重量制限も異なってくるので、早めに一度全てを詰めてどの程度の重さになるのか確認しておいた方がいいと思います。
持ってきて良かった、または持ってきたら良かったと思ったものは文房具、手持ちの扇風機、シリコンスチーマー、エコバック、持ち込み可能な日本の食材です。いずれもカナダで入手することができるものですが、値段がかなり高かったり質が悪かったりと見つけることが難しい品々です。
また、カナダに来て一番驚いたことは物価がかなり高いということで、大学生の時にも一度同じ都市に渡航していたのですが、その時と比較してもかなり物価が高くなっているので、生活に必ず必要な衣服やある程度の期間の日用品などは可能な限り持っていくことをおすすめします。
語学学校での学び
留学後半年間は英語力向上のために語学学校に通っていましたが、通っていれば自然と向上するだろうという当初の考えは見事に外れました。自分から発言や質問をしなければ日本で英語の動画を見ているのと変わらず、最初は毎日何か一つ必ず質問をするということを目標にして、クラスで発言することに慣れていくことから始めました。
特に苦手だったのがスピーキングの能力テストで、私の学校では2週間毎に行われていたのですが、ある状況の中で何を選択するかを4人程度のグループに分かれて議論するというものでした。初めて参加した時は、特に南アメリカ出身の生徒達の勢いに気おされほとんど頷くことしかできなかったのですが、ある時必死に発言した自分の意見にグループのみんなが納得してくれて、最終的にその意見が通ったことがありました。
その時まで、漠然と議論を喧嘩のように感じていたのですが、それは英語圏での普通のコミュニケーションで自然なことなんだなと経験を通して初めて理解しました。英語圏では特に何に対しても自分の意見と、なぜそう思うかを問われ続けます。最初は苦痛だったそれも、渡航からほぼ1年経った今では自分の意見に耳を傾けてくれる環境に嬉しさを感じるようになり、また無関心だったことに対しても自分だったらどう思うだろうか、と考えるようになった自分を誇らしくも思っています。
カレッジでの学び
当初予定していたワーキングホリデービザへの切り替えがコロナによりできなくなってしまったため、CO-OPビザを取得しカレッジでインテリアデザインの勉強をすることにしました。中学生の時に家の建て替えを経験し自分の部屋をもつようになってから、家具や部屋のレイアウトを考えることが好きになり、インテリアデザイナーという道は自分の中で選択肢の一つだったことから、この機会に専門的に学んでみようという気持ちでした。
しかしいざクラスが始まると、学校の体制が悪く、授業の質も自分が思っていたようなレベルではなく、何より自分がカナダのインテリアに興味を持っていないということに気が付きました。
最初に自分の気持ちの変化に気が付いたとき、私は自分自身のことを考えが浅かったととても恥ずかしく感じました。けれども、クラスメイトの一人が授業の内容に不満を感じ先生に直接抗議しているのを見て、他の生徒が聞くことが憚られるような基本的な質問をしているのを見て、ああ自分もこれをしなければいけないと思いました。
まず学校へ体制への不満と授業の質の低さについて意見を伝え、次にインテリアデザインでないのならば自分は一体何に興味があるのかを必死に考えました。その結果、学校は不備を認めて改善するため実際に動いて下さり、私は2学期から学科を変えて今心底楽しみながら勉強をしています。
この留学経験の中で自分自身に起こった大きな変化は、失敗しても次があると思えるようになったこと、自分の意見を伝える努力をするようになったことです。そしてそれらの変化は私にとって、何よりも価値のある嬉しい変化だと思っています。
コロナ状況下の留学で通常よりも大変な点は多々ありましたが、カナダに来たことを後悔した日は一日もありません。私のささやかな体験談がこれから渡航される人にとって励みになれば幸いです!
体験談ここまで
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