大学4年で休学して行ったコロナ禍の韓国留学でできた成長!苦労や後悔していることについても

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留学先:ソウル

留学時期:2020年〜2021年

性別:女

留学した年齢:20代

目的:語学留学

 

大学4年になる前に休学し、2020年~2021年の約半年間ソウルに語学留学をしました。

 

留学の目的は韓国語を勉強しながら進路について考え、ビジネス現場で使えるレベルまで韓国語の実力を上げることでした。高校生の頃にK-POPや、韓国出身の親戚の影響で韓国に興味を持って韓国語の勉強を始め、大学の授業を経て、留学前の実力はハングル検定4級程度でした。

 

今回は私の苦労、留学生活、帰国した現在後悔していること、最後に韓国語の実力について紹介します。

 

苦労したこと【ビザ発給とオンライン授業】

私が今回の留学で特に苦労したことは、ビザ発給とオンライン授業の二つです。

 

まずビザ発給ですが、私は本来、2020年3月から1年間、韓国ソウルの語学堂に通う予定でした。しかし、コロナウイルスの影響により2020年12月から半年のみの滞在となりました。留学の開始時期が3月から12月へ遅れた理由は、ビザが発給されなかったためです。

 

もともと私は、2020年3月に合わせてビザの発給を受けて渡航の準備をしていましたが、突然の新型コロナウイルス拡大によって出発を延期しました。その後すぐにビザ停止の措置が行われ、韓国へ行くには再度ビザ申請を行わなければならない状況となりました。

 

さらに、申請する際にはビザ審査に必要な基本的な書類だけでなく、医師の書いた健康を証明する診断書など様々な書類が追加されました。なんとか書類を集めてすぐに申請を行いましたが、海外渡航が制限されているコロナ禍でビザの審査業務がほぼ停止されており、4月から約半年間ビザをただただ待っているという状況でした。11月に入りようやく発給されましたが、今でも待っていた半年間は精神的に辛かったといえます。

 

次に、留学の期間が1年から半年に短縮された理由は、学校側がオンラインクラスを開講したためです。ビザの発給を待つ学生のために2020年の6月からzoomを利用したオンライン授業が始まり、私もビザが出るまでの半年間(6~11月)は日本で語学堂の授業を受けました。そのため、現地では残りの半年のみ授業を受けることになっていました。

 

しかし、韓国でもオンライン授業が続きました。ソウルでコロナの感染が拡大したため、学校での対面授業ができなくなったからです。オンラインでも授業を受けられることは嬉しいことですが、対面授業よりも話す機会が減ったり、集中力が続かなかったりして習得スピードは落ちます。そうした状況でもモチベーションを高く維持し続けることは本当に苦労しました。結局、1年の計画だった韓国の滞在は半年となり、そのほとんどがオンライン授業でした。

 

留学生活について【寮費・食費・現金】

私はソウルに半年間滞在しましたが、そのうち前半の3ヶ月は学校の寮、残りの3ヶ月は考試院(コシウォン)で暮らしました。

 

寮は2人1部屋で3ヶ月120万ウォン、食事は食堂で別払いでした。それほど広い部屋ではなかったのでルームメイトとの生活は少し辛かったですが、施設は綺麗で食堂も美味しかったですし、何よりソウルで月40万ウォンで暮らせるのは悪くないと思います。

 

考試院はインターネットで探していき、月55万ウォンの部屋を50万ウォンにしてもらえました。考試院にしては広めの部屋で、ご飯と食パンは自由に食べていいようになっていました。しかし、隣人のマナーが悪く、建物も古かったので50万ウォンは高かったように思います。私は3ヶ月だけだったので我慢しましたが、それ以上の滞在となると、ワンルームなどに住むことをおすすめします。

 

食事は考試院にある共有のキッチンで自炊をしたり、外食で済ませていました。韓国は自炊するより外食する方が安くてたくさん美味しいものを食べられる印象です。新村駅にある4000ウォンで定食が食べられるお店にはよく通いました(写真)。

 

留学中の生活費は日本で貯金していき、現地でアルバイトしたり、親に支援してもらうことはありませんでした。途中で語学堂の授業料が上がるなど想定外の出費があり、かなり切り詰めた生活をしましたが、考試院のご飯と食パンのおかげで食事ができないということはなかったです。現金は10万円ほど持っていき、両替して現地で作った銀行口座に入金しました。銀行のチェックカードと日本のクレジットカードで全ての支払いを済ませており、現金での支払いは考試院の家賃以外は数回のみです。

 

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現在後悔していること【奨学金制度】

今年(2021年)の5月に留学を終えて日本に帰国しましたが、このコロナ禍で留学に行けたことは幸せなことだと感じます。オンライン授業など思うように行かない部分もありましたが、韓国の大学院に進学したいという考えを持つようになり、韓国語の実力も伸びたことを思うと目的は達成したといえます。

 

しかし、いくつか後悔していることがあります。

 

その中でも最も後悔していることは学校の制度、特に奨学金制度をよく調べておけばよかったという点です。奨学金は各学校に必ずあり、日本とは違い返済の必要がないものが多いです。私は奨学金制度の存在は知っていましたが、細かい制度までは知らなかったため、あと一歩というところで奨学金を逃しました。

 

前述した通り、切り詰めた生活をしていたため、奨学金を受けれていたら少しは余裕があったんじゃないかと思い後悔しています。事前に制度について調べておき、奨学金獲得を目指すのも良いモチベーションになるのではないか思います。

 

韓国語の実力はかなり向上

最後に私の韓国語の実力ですが、かなり向上しました。オンライン授業は習得スピードが遅かったとはいえ、毎日4時間の授業を受けていると、ある程度実力は伸びます。先生方は会話の練習が十分にできない分、語彙(ごい)や文法などをよく見てくださり、読解や作文が得意になりました。

 

また、オンラインで思うようにできなかった会話は、対面授業だった最後の3ヶ月でたくさん指導してもらい、最終日の修了式では学生代表として挨拶を任されるほどになりました。会話の実力を上げるためにしていたことは、予習を済ませておくことです。語学堂の授業は上級になるにつれ環境問題や政治など難しいトピックを扱うため、予習でそれぞれの問題に関連するニュースなどを見ておくと授業中に発言する機会が増え、先生に指導してもらいやすくなります。

 

留学前はハングル検定4級のみでハングル検定3級もTOPIK2も不合格という実力でしたが、最終的には帰国前(2021年4月)にTOPIK2を受験し、6級に合格しました。

 

最近、コロナの影響で旅行ができないため、留学という方法で韓国に行く方がいると耳にしますが、やはり現地でオンライン授業になってしまう場合もあるようです。実際にそうなった私の体験が参考になれば幸いです。

 

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