オーストラリアでJCBカードは使える?タッチ決済の普及度と手数料(サーチャージ)の注意点

※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります

南半球の広大な国オーストラリアは、世界で最もキャッシュレス化が進んでいる国の一つです。都市部から田舎の小さなカフェまで、ほぼすべての場所でタッチ決済(非接触決済)が主流となっており、現金を持ち歩く必要性は極めて低くなっています。

結論:JCBカードは、主要なホテル、大手スーパー、観光施設では利用可能です。しかし、中規模以下の店舗ではVISAやMastercardのみの対応となるケースも多いため、VISA/Mastercardをメインに据え、JCBをサブとして活用するのが最適です。また、オーストラリア特有のサーチャージ(決済手数料)にも注意が必要です。

この記事では、オーストラリアでJCBが使える具体的な場所、タッチ決済の利便性、そして快適な旅行のための決済戦略を解説します。


オーストラリアでJCBは利用可能か?

1. JCBの普及率

オーストラリアでは、大手銀行や決済代行会社がJCBと提携しているため、先進国の中では比較的JCBの普及率が高い部類に入ります。しかし、VISA/Mastercardの圧倒的な普及度には及びません。

  • 普及状況:シドニー、メルボルン、ケアンズ、ゴールドコーストなどの主要都市や観光地では広く利用可能です。
  • ローカル店:地方都市や個人経営の小さなカフェ、マーケット(屋台)などでは、JCBが使えない場合があります。
  • 確認ポイント:店頭のステッカーを確認するか、支払い前に店員へ尋ねましょう。JCBのロゴがなくても、AMEXと提携している端末であれば利用できる場合があります。

2. JCBが確実に使える店はどこ?

JCBカードの利用が期待できる、比較的規模の大きな施設は以下の通りです。

  • 大型スーパーマーケット:WoolworthsやColesといった全国展開のスーパー。
  • デパート:David JonesやMyerなどの主要デパート。
  • 公共交通機関:シドニーのOpalカードチャージや、直接のタッチ決済(一部)。

オーストラリア特有の決済事情と注意点

1. サーチャージ(カード利用手数料)について

オーストラリアでは、店舗がクレジットカード決済の手数料を客側に請求することが法律で認められています。これをサーチャージと呼びます。

  • 手数料の目安:一般的に決済額の0.5%〜2%程度が加算されます。
  • ブランドによる違い:VISA/Mastercardよりも、JCBやAMEXの方が手数料が高く設定されている店舗があります。レジ横に「JCB: 1.5% surcharge」といった掲示があるか確認しましょう。

2. タッチ決済(Tap to Pay)が必須

オーストラリアの支払いは、端末にカードをかざすだけのタッチ決済が基本です。暗証番号(PIN)の入力やサインを求められる機会は非常に少なくなっています。

  • Apple Pay / Google Pay:スマホ決済も非常に普及しており、JCBカードを登録しておけば、多くの場所でスマホ一つで支払いが完結します。

3. 公共交通機関の支払い方法

シドニーやメルボルンなどの主要都市では、交通系ICカードのほか、クレジットカードのタッチ決済でそのまま乗車できるシステムが導入されています。

  • シドニー(Opal):クレジットカードのタッチ決済で鉄道、バス、フェリーに乗車可能です。JCBのタッチ決済も多くの場合対応しています。
  • メルボルン(myki):基本は専用のmykiカードが必要ですが、Android端末ではスマホ決済も可能です。

VISAブランドならエポスカードがおすすめ

↓エポスカード(海外保険付き)のお申し込みはこちら

>> エポスカード

オーストラリア旅行で最適な決済戦略

1. JCBは旅行のメインカードとして使えるか?

オーストラリアでは、普及率とサーチャージの観点から、VISAまたはMastercard(タッチ決済対応)をメインカードとすることを強く推奨します。JCBはJCBプラザ・シドニーでのサポートや、特定の観光優待特典を受けるためのサブカードとして持参するのが賢明です。

VISAブランドならエポスカードがおすすめ

↓エポスカード(海外保険付き)のお申し込みはこちら

>> エポスカード

2. 現金(オーストラリアドル)はいくら必要か?

キャッシュレス化が極限まで進んでいるため、現金はほとんど不要です。1週間程度の滞在でも、一度も現金を使わずに過ごせることも珍しくありません。

  • 現金目安の考え方:厳密な必要額は旅行スタイルによりますが、1日あたり10〜20ドル程度の予備があれば十分です。
  • 現金の主な使い道:地方の古いコインランドリー、極稀にある現金のみの個人商店、チップ(必須ではありません)。
  • 現金調達:JCBカードを使ったATMキャッシングは、主要銀行(ANZ, Westpac, NAB, Commonwealth Bank)のATMで可能です。

3. JCB特典の活用方法

JCBプラザ・シドニーでは、レストラン予約や観光相談が受けられます。また、特定の免税店やオパール専門店、観光ツアーの割引特典があるため、支払いの前にJCBの公式サイトをチェックしておきましょう。


まとめ

オーストラリア旅行におけるJCBカードは、主要な観光スポットや大手店舗では活躍しますが、手数料の発生や利用不可のケースに備え、VISA/Mastercardとの2枚持ちが鉄則です。現金は最小限に抑え、タッチ決済をフル活用してスマートに旅行を楽しみましょう。

オーストラリアの決済術:支払いはすべてタッチ決済。メインはVISA/Mastercard、サブにJCB、現金は緊急用の少額のみ携帯しましょう。

タイトルとURLをコピーしました