【2026年最新】ミャンマーでJCBカードは使える?ヤンゴン・マンダレーの決済実態と現金・ATMの注意点

※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります

黄金のパゴダが天にそびえ、独自の文化が息づくミャンマー。2026年現在、ビジネスや観光でこの国を訪れる際、最も気を配らなければならないのが「決済手段」です。隣国のタイやベトナムではキャッシュレス化が加速していますが、ミャンマーの現状は極めて特殊な局面にあります。

結論から申し上げます。2026年のミャンマーにおいて、JCBカードを唯一の支払い手段として渡航するのは非常に危険です。ヤンゴンの高級ホテルなどを除き、JCBカードが決済手段として機能する場面は極めて限定されています。さらに、現地の経済情勢により、カード端末自体が作動しない、あるいは外貨引き出しに厳しい制限がかかるケースが日常化しています。

この記事では、ミャンマーでのJCB利用の「厳しい現実」から、現地で生き抜くために必須となる「米ドル現金」のルール、そして万が一の備えとしてのカード活用術まで、2500文字を超えるボリュームでどこよりも詳しく解説します。


2. 2026年ミャンマーの決済事情:JCBカードの利用実態

かつてミャンマーが急速な開放政策をとっていた時期、JCBは現地銀行と提携し、ミャンマー国内で最も普及している国際カードブランドの一つでした。しかし、現在の社会情勢の変化により、その利便性は大きく後退しています。

1. JCBカードが利用可能な「数少ない」場所

現在、JCBカードで決済が試みれるのは、実質的に以下の場所に限定されます。

  • ヤンゴン・マンダレーの5つ星ホテル:ロッテホテル・ヤンゴンや、サクラレジデンスといった外資系高級施設では、現在もJCBでの決済を受け付けている場合があります。
  • 一部の高級レストラン・日系飲食店:ヤンゴン市内にある日本人駐在員向けのレストランや、大手ショッピングモール内の高級店では利用可能なケースがあります。
  • ミャンマー国際航空(MAI)などの航空券:オンライン予約において、国際的な決済システムを経由する場合はJCBが通ることがあります。

2. 決済の不確実性という壁

たとえ店頭に「JCB」のロゴが貼ってあったとしても、レジで「今はカードが使えない(System Down)」と言われることが多々あります。これはJCBのブランドの問題ではなく、ミャンマー国内のネットワーク不安定さや、銀行側の外貨決済制限によるものです。JCBを提示する際は、常に「使えなくて当たり前」という心構えが必要です。


3. なぜJCB1枚では通用しないのか:ミャンマー決済の「三死境」

ミャンマー旅行において、JCBカードだけに頼ることが「無謀」とされる理由は3つあります。

1. ATMの機能不全とキャッシングの困難

かつては街中のATMでJCBカードを使い、現地通貨チャット(MMK)を引き出すことが可能でした。しかし、2026年現在は多くのATMが停止しているか、現金が補充されていません。運良く稼働しているATMを見つけても、JCBカードが認識されないケースが増えており、カードを頼りに現地で現金を調達するという計画は破綻するリスクが極めて高いです。

2. 国内決済アプリ「KBZPay」の独占状態

現在、ミャンマーの一般市民の間では「KBZPay」や「CB Pay」といった現地銀行系のQR決済が主流です。これらは現地携帯番号や銀行口座が必要なため、短期旅行者が利用するのは困難です。クレジットカードが入り込めない「独自の経済圏」が完成しており、JCBが活躍できる余地が非常に狭まっています。

3. カード手数料とレートの乖離

ミャンマーでは公定レートと実勢レート(市場レート)に大きな差がある場合があります。クレジットカードで決済すると、不利なレートが適用されたり、店舗側から数パーセントの追加手数料を求められたりすることがあり、結果として現金払いよりも大幅に高くつくことがあります。


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4. 実務的な防衛策:JCBユーザーがミャンマーで準備すべきこと

JCBの利用範囲が狭いミャンマーにおいて、決済のトラブルで立ち往生しないための具体的な戦略を提示します。

1. 「米ドル現金」が最大の武器

2026年のミャンマーにおいて、最も信頼できるのはカードではなく**「米ドルの現金」**です。それも、以下の条件を満たすものだけが通用します。

  • 新札であること:ピン札(Uncirculated)でなければなりません。
  • 無傷であること:1ミリの破れ、折れ目、インクの汚れも許されません。
  • 発行年が新しいこと:古いデザインの米ドル札は、JCBが使えるような高級ホテルであっても受け取りを拒否されます。

2. VISAカード(エポスカードなど)のバックアップ

ミャンマーでカードが使える場所において、JCBよりもVISAの方が決済成功率が高い傾向にあります。JCBがエラーで通らない場面で、世界シェアNo.1のVISAカード(エポスカード等)を1枚持っているだけで、ホテルのチェックアウトができなくなるような最悪の事態を防げます。エポスカードは年会費無料でありながら、ミャンマーのような不安定な地域で最も心配な「盗難・不正利用」に対するセキュリティや保険が充実しているため、JCBのサブとして最適です。


5. 都市別:2026年JCB利用スポットの真実

【ヤンゴン】

ミャンマー最大の都市ヤンゴンでは、JCBプラザ・ヤンゴン(通常は協力店による対応)がかつて存在していましたが、現在はサポート体制も縮小気味です。スーレー・パゴダ周辺の古い商店ではカードは一切使えません。JCBが使えるのは、ダウンタウンの「ジャンクション・シティ」内の一部店舗などに限られます。

【マンダレー・バガン】

第二の都市マンダレーや、遺跡の街バガンでは、JCBの通用度はさらに下がります。バガンのホテルではカード決済が可能と謳っていても、実際には「今日は通信が悪い」と断られ、米ドルでの支払いを求められるのが日常茶飯事です。バガンの入場料支払いもカードは不可、現地通貨または米ドルの現金のみとなります。


6. ミャンマーでの安全な外貨管理術

ミャンマーでは多額の現金を持ち歩く必要がありますが、スリや置き引きのリスクも無視できません。

  • 分散保持:JCBカード、VISAカード、米ドル現金をそれぞれ3箇所以上の別々のバッグやポケットに分けましょう。
  • カードの通知設定:万が一の不正利用に備え、決済のたびにスマホに通知が来る設定を必ずオンにしておきましょう。

7. まとめ:2026年ミャンマー決済の鉄則

ミャンマーにおけるJCBカードは、**「特定の状況下でのみ機能するスペア」**という立ち位置が現実的です。インフラが不安定なこの国では、一つの手段に依存することが最大の命取りになります。

ミャンマー旅行の決済まとめ:

  • 米ドル現金(ピン札):支払いの8割をこれに頼る。
  • JCBカード:高級施設での決済トライ用。
  • エポスカード(VISA):JCBが弾かれた際のバックアップ、および緊急用。

ミャンマーは変化の激しい国です。出発直前まで最新のニュースや、渡航者の実体験をSNSなどでチェックすることを忘れないでください。決済の不安を最小限に抑え、パゴダに沈む夕日の美しさに集中できる準備を整えてから、この神秘的な国へ向かいましょう。

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