海外でJCBは使える?使えない?オススメはVisaかMaster

※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります

海外旅行や留学に行く際にクレジットカードは必須と言ってもいいでしょう。しかし、そのクレジットカードはちゃんと使えるものか確認したでしょうか?日本国内ではどのカードブランドでも使うことができて不便を感じませんが、海外に行くと同じように使えるとは限りません。

本記事では、日本発のクレジットカードで所有している人も多いJCBが海外で利用できるのかどうか、VISAやMasterといったカードブランドとの比較をしながらご紹介します。

JCBは日本生まれのカードブランド

JCBは日本で生まれたカードブランドです。日本国内ではJCB加盟店がおよそ1,000万件もあり、利用できないお店の方が珍しい状況です。そのため、利便性が高いカードとして認識されていますし、日本の会社であるという安心感から多くの日本人がJCBのカードを利用しています。

日本生まれということで、日本で強いのは当然のことです。

では、海外ではどうなのでしょうか?

全世界でのJCB会員数は7000万人です。多いようにも感じますが、シェアはわずか3.3%に過ぎません。これはVISA(約45%)、Master(約35%)、AMEX(約5%)に次いで世界4位となっています。JCBはかなりの少数派と言えるでしょう。

さらに取扱高で見てみましょう。

JCBの取扱高は1,162億ドルで、シェアは1.7%程度しかありません。VISAやMasterの取扱高はそれぞれ、51,910億ドル(シェア約45%)、27,270億ドル(シェア約30%)とまさに桁違いになっています。

JCBは海外で使えるのか?

会員数や取扱高から考えると、JCBはVISAやMasterと比べて、世界展開が遅れていると言えます。

では、実際に海外旅行に行く際に、JCBは使えるのかを考えていきましょう。

結論から言うと、日本人がよく行くところでは使えます。

例えば、ハワイや台湾、韓国といった日本人に人気で行きやすい観光地です。そういった場所で人気の場所では、JCBを利用できるお店が多いです。JCBは日本人会員が多いので、日本人向けの観光地から順に加盟店数を増やしているからです。

他の国ではどうかというと、主要都市の主要ブランドでしか使えないことも珍しくありませんし、日本人があまり行かない国だとほとんど使えないなんてことも十分にあり得ます。JCBの存在を知らない国もあるほどで定着するにはまだまだ時間がかかりそうです。

とはいえ悪いところだけではなく、海外窓口サービスであるJCBプラザが世界60か所にあり、困った時には日本語で対応してくれます。世界主要都市の空港には、JCB会員専用のラウンジも用意されています。

メリットもありますが、デメリットもなかなか大きく、総合的に考えると、海外旅行ではJCBカードは使いにくいと言えるでしょう。

>> 海外で使えるおすすめクレジットカードはこちら

海外旅行ならVISAかMaster

JCBが使いにくいなら、どのカードブランドを使えばよいのでしょうか。

おすすめはVISA、Masterです。

上述の会員数や取扱高でも述べましたが、VISAもMasterは世界的にシェアが高いカードブランドで、多くの地域で利用することができます。

JCBとは違い、地方都市の小さなお店でも利用できることが多いので、どこに旅行するにしても問題なく使えるでしょう。

VISAでおすすめのクレジットカード

クレジットカードブランド最大手のVISAですが、VISAカードにも数多くの種類があります。数あるVISAカードの中でも、おすすめのカードを一つご紹介します。

おすすめは、三井住友VISAクラシックカードAです。

銀行系のクレジットカードですので、信頼性や安全性は非常に高いです。特に、もしもの時の保障やサポートに力を入れています。

三井住友VISAクラシックカードAには海外旅行保険が自動で付帯しています。

海外でケガをしたり病気になったりした場合、現地の病院で治療を受けると、健康保険が使えないため、高額の治療費を請求されることもあります。

そうした時に、海外旅行保険が役に立ちます。傷害・疾病治療費の保障が100万円分付いており、高額の治療費にも対応することができます。病気やケガは避けられないことも多いので、こうした保険があると安心です。

Masterでおすすめのクレジットカード

VISAに次ぐ、大手カードブランドのMasterも海外旅行では大変役に立ちます。

VISAと使えるお店はほとんど同じですし、VISAに引けを取りません。

おすすめはオリコカード・ザ・ポイントです。

年会費無料であるにもかかわらず、還元率が1.0%と高いカードで注目されています。入会後の6ヶ月はさらに+1.0%、オリコモールというサイト経由でネットショッピングをするとさらに還元率がアップというお得なカードです。

それだけでなく、海外での保険、保証サービスも充実しています。紛失・盗難補償が付帯されており、カードが不正使用された場合の損害を補償してくれます。

日本語で対応してくれる海外デスクや、ホテルやパッケージツアーの割引もあるので、お得で安心に旅行することができます。

>> オリコカードは海外で使える?保険やキャッシング繰り上げ返済についても

まとめ

日本で使いやすいJCBカードも海外では使いにくいものになってしまいます。海外旅行の際には、VISAやMasterといった世界中で使えるカードを利用しましょう。

 

>> イギリスではJCBカードは使えるの?普及率とJCBを使う方法

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