※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります

情熱の国スペインは、観光客が多く、比較的キャッシュレス化が進んでいる欧州主要国の一つです。特に大都市や若者の間では、コンタクトレス(非接触)決済が広く普及しています。しかし、ローカルなバル(Bar)や地方の町では、まだ現金が必要な場面もあります。
結論:JCBカードは、大手のホテル、デパート、主要観光地では利用可能ですが、多くの店舗ではVISAやMastercardが優勢です。安全かつスムーズな旅行のためには、JCBをメインとせず、VISA/Mastercardまたはユーロ現金を併用する戦略が最適です。
この記事では、スペインでJCBが使える具体的な場所、欧州特有のタッチ決済(コンタクトレス)の利用状況、そしてスペイン旅行を快適にするための決済戦略を解説します。
スペイン全土でJCBは利用可能か?
1. JCBの普及率
JCBカードは、国際ブランドとしてスペインでも利用可能ですが、普及率はVISAとMastercardに比べて限定的です。主要な観光地や外国人利用が多いエリアでの利用が中心となります。
- 普及状況:大都市(マドリード、バルセロナ)の国際的なチェーン店や大型施設では問題なく使えます。
- ローカル店:地方や、観光地から外れた小さなバル、個人経営のタパス店などでは、カード決済自体を受け付けていないか、VISA/Mastercardのみの対応が多いです。
- 確認ポイント:支払い前に、レジやドアにJCBロゴがあるか確認しましょう。
2. JCBが確実に使える店はどこ?
JCBカードの利用が期待できる、比較的規模の大きな施設は以下の通りです。
- 大型デパート・ブランド店:エル・コルテ・イングレス(El Corte Inglés)などの大手デパートや、国際的な高級ブランドのブティック。
- ホテル・宿泊施設:主要なホテルチェーンや外国人向けホテル。
- 航空会社・列車:イベリア航空やRenfe(スペイン国鉄)のチケット購入(オンライン・窓口)。
JCBが使えない原因と対処法
1. なぜバルやカフェでカードは使えないのか?
イタリアと同様に、スペインでも小規模店やバルでは**少額決済の現金主義**が残っています。
- 拒否される場面:タパス店、地元のバル、小さな土産物店など。
- 小額決済の習慣:店側が手数料負担を嫌い、**決済額が10ユーロ以下の場合は現金**を求められることがあります。
- 対策:常に少額のユーロ現金を準備しておく必要があります。
2. タッチ決済(コンタクトレス)の利用状況
スペインでは、決済端末がコンタクトレス決済(NFC)に対応している店が多く、非常にスムーズです。ただし、JCBのコンタクトレス機能が現地端末で必ずしも利用できるとは限りません。
- **PINコード**:コンタクトレス決済でも、一定額(€20~€50程度)を超えると、**暗証番号(PIN)の入力**を求められます。
3. 地下鉄やバスの交通費の支払い方法
都市交通の切符購入は、場所によって対応が異なります。
- 券売機:マドリードやバルセロナの地下鉄の自動券売機では、カードが利用できることが多いですが、**現金(ユーロ硬貨・紙幣)**が確実です。
- 長距離バス・列車:オンライン予約や駅の窓口ではJCBが使える可能性があります。
VISAブランドならエポスカードがおすすめ
↓エポスカード(海外保険付き)のお申し込みはこちら
>> エポスカード
スペイン旅行で最適な決済戦略
1. JCBは旅行のメインカードとして使えるか?
スペイン旅行では、VISAまたはMastercardをメインカードとし、JCBはサブカードまたは優待・高額決済用として持参することを強く推奨します。スペインでの利用シーンが限定的であることを理解し、カードトラブルに備えましょう。
VISAブランドならエポスカードがおすすめ
↓エポスカード(海外保険付き)のお申し込みはこちら
>> エポスカード
2. 現金(ユーロ)はいくら必要か?
小額決済の拒否や、地元のバルや市場での買い物のために、ユーロ(EUR)の現金は必須です。
- 現金目安の考え方:厳密な必要額は旅行スタイルによりますが、**1日あたり50ユーロから100ユーロ**を目安に持っておくと安心です。特に、タパスや飲み物、小さな土産物などの利用分として想定しましょう。
- 現金の主な使い道:バール(カフェ)でのコーヒー代、ジェラート代、トイレのチップ、バスや地下鉄の切符代、10ユーロ以下の小額な土産物代。
- 現金調達:JCBカードを使ったATMキャッシングは、主要銀行のATM(CaixaBank, BBVAなど)で可能です。
3. JCB特典の活用方法
JCBプラザ・マドリード(通常はサポートデスクとして機能)や、特定の優待提携店での割引、キャッシュバックキャンペーンなどを事前にチェックし、利用機会を逃さないようにしましょう。
まとめ
スペイン旅行において、JCBカードは大型店やオンライン予約、優待利用に有効ですが、**日常的な小額決済やローカルな店**では現金や他の国際ブランドが必要です。VISA/Mastercardとユーロ現金をメインに据え、JCBを特典用とすることで、快適な旅行が実現します。
スペインの決済術:少額はユーロ現金、ホテル・高額決済はJCB、そしてVISA/Mastercardを必ず用意しましょう。

