ポルトガルでJCBカードは使える?リスボンの交通機関と独自決済マルチバンコ対策

※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります

大航海時代の面影を残すポルトガルは、キャッシュレス化が進んでいる一方で、独自の国内決済ネットワークが根強く残る国でもあります。都市部の観光施設ではカード決済が一般的ですが、ローカルな場所では少し工夫が必要です。

結論:JCBカードは、主要なホテル、高級レストラン、観光客向けの大型店では利用可能です。しかし、ポルトガル独自の決済システムMultibanco(マルチバンコ)のみに対応している中小店舗も多いため、VISA/Mastercardユーロ(EUR)の現金を常に備えておくのが最も賢い決済戦略です。

この記事では、ポルトガルでJCBが使える具体的な場所、リスボンの交通機関の支払い方法、そして快適な旅行のための決済戦略を解説します。


ポルトガルでJCBは利用可能か?

1. JCBの普及率とマルチバンコ問題

ポルトガルにはMultibanco(マルチバンコ)という非常に強力な国内決済ネットワークがあります。現地の多くの店舗はこのシステムを利用しており、一部の小規模店では「ポルトガルのカード(デビット)のみ可」として国際ブランドのカードを拒否することがあります。

  • 普及状況:リスボン、ポルト、アルガルヴェ地方などの主要観光地にある大型店舗やホテルでは、JCBを含む国際ブランドが利用できます。
  • ローカル店:パステラリア(菓子パン店)、地元の食堂(タスカ)、地方の小さなお土産店では、JCBの利用はかなり限定的です。
  • 確認ポイント:レジに国際ブランドのロゴがあるか確認しましょう。もしカードが使えないと言われたら、それは「マルチバンコ専用」であることを意味している場合が多いです。

2. JCBが確実に使える店はどこ?

JCBカードの利用が期待できる場所は以下の通りです。

  • 大型施設・ホテル:国際的なホテルチェーン、主要空港内の免税店、大型ショッピングセンター(コロンボ、バスコ・ダ・ガマなど)。
  • 観光施設:ジェロニモス修道院やベレムの塔など、主要な観光スポットの入場券。
  • 大手スーパー:Pingo DoceやContinenteなどの大手チェーン。

公共交通機関の支払い方法(リスボン・ポルト)

1. リスボンの交通(メトロ・トラム・バス)

リスボンの移動には、非接触ICカードのViva Viagem(ヴィヴァ・ヴィアジェン)が主流ですが、最新の決済方法も導入されています。

  • タッチ決済(Contactless):2024年以降、リスボンのメトロや一部のバスでは、クレジットカード(VISA/Mastercard)のタッチ決済でそのまま乗車できるようになっています。JCBの対応状況は限定的なため、予備のカードを準備しましょう。
  • トラム(路面電車):有名な28番トラムなどは非常に混雑します。車内で直接切符を買うこともできますが、割高で現金のみの対応となるため、事前にICカードへのチャージをお勧めします。

2. 鉄道(CP)の利用

都市間を移動するポルトガル鉄道(CP)では、公式サイトや主要駅の窓口で国際ブランドのカードが利用可能です。JCBが使える場合もありますが、確実性を求めるならVISA/Mastercardが安心です。


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ポルトガル旅行で最適な決済戦略

1. JCBは旅行のメインカードとして使えるか?

ポルトガルでは、JCBの利用範囲は観光拠点に限定されるため、VISAまたはMastercardをメインカードとすることを強く推奨します。JCBは海外旅行傷害保険の付帯や、提携レストランでの優待を目的としたサブカードとして活用するのがベストです。

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2. 現金(ユーロ)はいくら必要か?

「マルチバンコ専用」の店や、少額のカフェ利用、歴史的なトラムでの車内購入などのために、ユーロ(EUR)の現金は必須です。

  • 現金目安の考え方:1日あたり30〜50ユーロ程度の現金を持っておくと、地元の食堂や市場でも安心して食事が楽しめます。
  • 現金の主な使い道:地方の食堂、市場、公衆トイレ、一部のタクシー、トラムの車内チケット。
  • 現金調達:JCBカードを使ったATMキャッシングは、街中に大量にある「MB(Multibanco)」と書かれたATMで簡単に行えます。

3. JCB特典の活用方法

ポルトガルでは、特定のショッピングセンターやレストランでのキャンペーンが実施されることがあります。最新の優待情報はJCBの公式アプリ「JCB Tabira」などで確認することをお勧めします。


まとめ

ポルトガル旅行におけるJCBカードは、観光エリアの大型施設では問題なく使えますが、地元の文化を深く味わうローカルな場面ではVISA/Mastercardや現金が必要になります。ユーロ現金を常に少し多めに持ち、タッチ決済対応のVISA/Mastercardをメインに据えることが、快適なポルトガル観光の秘訣です。

ポルトガルの決済術:ホテルやモールはJCB、街歩きの食事や交通機関はユーロ現金またはVISA/Mastercardを使い分けましょう。

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