ニュージーランドでJCBは使える?タッチ決済の普及と手数料禁止の最新事情

※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります

大自然の宝庫ニュージーランドは、世界でもトップクラスのキャッシュレス先進国です。都市部だけでなく、地方の小さな商店やカフェでもカード決済が当たり前となっており、日常生活で現金を目にする機会はほとんどありません。

結論:JCBカードは、主要なホテル、大手スーパー、観光施設では利用可能です。しかし、一般店舗ではVISA/Mastercardが主流であり、交通機関や一部のローカル店ではJCBが使えないケースもあります。VISA/Mastercardをメインに据え、JCBをサブとして活用するのが最も確実な戦略です。

この記事では、ニュージーランドでJCBが使える具体的な場所、急速に広がる交通機関のタッチ決済、そして最新の手数料事情を解説します。


ニュージーランドでJCBは利用可能か?

1. JCBの普及率

ニュージーランドでは、主要な銀行の決済端末がJCBに対応しているため、アジア圏外の中では比較的利用しやすい環境にあります。しかし、VISAやMastercardの圧倒的なシェアには及びません。

  • 普及状況:オークランド、ウェリントン、クイーンズタウン、クライストチャーチなどの主要都市では広く利用可能です。
  • ローカル店:個人経営の小さなカフェ、地方のベーカリー、クラフトマーケットの屋台などでは、JCBに対応していない場合があります。
  • 確認ポイント:レジ周りのカードロゴを確認しましょう。ロゴがなくても、AMEXが使える店であればJCBも利用できる場合があります。

2. JCBが確実に使える店はどこ?

JCBカードの利用が期待できる場所は以下の通りです。

  • 大型スーパーマーケット:Countdown(Woolworths)やNew World、PAK’nSAVEといった主要スーパー。
  • 宿泊施設・観光:国際的なホテルチェーン、スカイタワー、主要なアクティビティ(バンジージャンプなど)の受付。
  • 大手小売店:Farmers(デパート)やJB Hi-Fi(家電量販店)。

最新の決済事情:タッチ決済と手数料

1. 公共交通機関でのタッチ決済導入

2025年現在、ニュージーランドの主要都市では、専用のICカード(AT HOPカードなど)を持たなくても、クレジットカードやスマホのタッチ決済でそのまま乗車できるシステムが導入されています。

  • オークランド:バス、鉄道、主要なフェリーでVISA、Mastercard、AMEX、UnionPayのタッチ決済が利用可能です。JCBについては対応が遅れる場合があるため、現地のAT HOPカード、または予備のカードが必要です。
  • バスの現金不可:多くの都市でバス内での現金支払いはすでに廃止されています。カード決済手段がないと乗車できないため注意が必要です。

2. 手数料(サーチャージ)の最新動向

ニュージーランドでは、カード利用時に1〜2%程度の手数料(サーチャージ)が加算されることが一般的でしたが、2025年後半より政府による手数料の禁止・制限措置が進んでいます。

  • 現状:一部の小規模店舗やタクシーでは依然として手数料が発生する場合があります。
  • 今後の見通し:2026年までに、店頭でのVISA/Mastercard決済に対する手数料は原則禁止される予定です。ただし、JCBは規制の対象外となる可能性があるため、引き続き手数料の有無を確認することをお勧めします。

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ニュージーランド旅行で最適な決済戦略

1. JCBは旅行のメインカードとして使えるか?

ニュージーランドでは、カード決済の利便性は高いものの、JCB単体では不安が残ります。タッチ決済対応のVISAまたはMastercardをメインとし、JCBはJCBプラザ・オークランドでのサポートや特定の優待特典を受けるためのサブカードとして活用するのがベストです。

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2. 現金(ニュージーランドドル)はいくら必要か?

キャッシュレス化が極めて進んでいるため、多額の現金は不要です。1週間程度の観光なら、少額の予備があれば十分です。

  • 現金目安の考え方:1日あたり10〜20ドル程度の予備があれば安心です。
  • 現金の主な使い道:郊外の古いコインランドリー、小規模なフリーマーケット、ごく稀にあるシステム障害時の備え。
  • 現金調達:JCBカードを使ったATMキャッシングは、主要銀行(BNZ, ANZ, ASB, Westpac)のATMで可能です。

3. JCB特典の活用方法

JCBプラザ・オークランドでは、観光の相談やレストランの予約代行が受けられます。また、特定のギフトショップやツアー会社で割引が受けられるキャンペーンが実施されていることもあるため、事前に公式サイトを確認しましょう。


まとめ

ニュージーランド旅行におけるJCBカードは、主要な観光拠点や大手チェーン店では心強い味方となります。しかし、交通機関の利用や手数料の回避を考慮すると、タッチ決済対応のVISA/Mastercardとの併用が不可欠です。現金は最小限に留め、スマホ決済やカードのタッチ決済を駆使してスマートに旅を楽しみましょう。

ニュージーランドの決済術:バスや電車、買い物はすべてタッチ決済。メインはVISA/Mastercard、サブにJCB、現金は緊急用に少額だけ持ち歩きましょう。

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