ネパールでJCBカードは使える?カトマンズ・ポカラの決済事情とATM活用術

※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります

エベレストを抱くヒマラヤの国、ネパール。神秘的な寺院や壮大な自然に惹かれ、多くの日本人がこの地を訪れます。しかし、ネパールの決済インフラは、隣国のインドや中国とも異なり、非常に独特な進化を遂げています。2026年現在、旅行者が最も気になる「JCBカードがネパールでどれほど通用するのか」という実態について、詳しく解説します。

結論から言うと、ネパールにおけるJCBカードの通用度は「観光拠点に限定されたピンポイントな利用」に限られます。首都カトマンズやリゾート地のポカラであっても、JCB1枚ですべてを完結させるのは現実的ではありません。しかし、特定の場所ではJCBならではの強みを発揮する場面もあります。この記事では、ネパールの通貨事情から、具体的なJCB加盟店、そしてトレッキング等の山岳地帯での支払いルールまで徹底解説します。


2. 2026年ネパールのクレジットカード普及状況とJCBの立ち位置

ネパールでは近年、主要都市を中心にキャッシュレス化が進み、QR決済(Fonepayなど)が急速に普及しました。しかし、これらは現地銀行口座を持つ住民向けのサービスであり、外国人旅行者のメインは依然として「現金」と「クレジットカード」の併用です。

1. JCBが利用可能な主要スポット

ネパール国内でJCBが確実に使える場所は、以下のカテゴリーに集約されます。

  • 5つ星・高級ホテル:カトマンズの「ソアルティ・ホテル」や「ハイアット・リージェンシー」などの最高級ホテルでは、宿泊費や館内での飲食にJCBが利用可能です。
  • 大手旅行代理店・航空会社:国内線(ブッダ・エアー等)のチケット購入や、カトマンズ市内の大手エージェントでの支払いにJCBを受け入れているケースがあります。
  • 高級登山用品店・土産物店:タメル地区にある「North Face」の正規店や、高価なパシュミナを扱う専門店では、国際ブランドとしてのJCBが認識されています。

2. JCBの提携銀行とATMの現状

ネパールにおけるJCBの普及は、現地の大手銀行である「ヒマラヤン銀行(Himalayan Bank)」との提携に依存しています。この銀行のロゴがあるATMであれば、JCBカードによるキャッシングが期待できます。2026年現在、カトマンズ空港やタメル地区などの主要ポイントには、JCB対応のATMが複数設置されています。


3. エリア別:JCB利用の「事実と限界」

【カトマンズ・タメル地区】

観光客が最も多く集まるタメル地区では、JCBのロゴを見かける機会もあります。しかし、現実は甘くありません。

  • 飲食店の状況:観光客向けのレストランであっても、JCBが使えるのは全体の3割程度です。多くはVISAやMastercardのみ、あるいは「現金のみ」という店が主流です。
  • スーパーマーケット:タメルにある「ショップ・ライト」などのスーパーではカードが使えますが、JCBは機械の不具合を理由に断られるケースが散見されます。

【ポカラ・レイクサイド】

トレッキングの拠点となるポカラでも、JCBの通用度はカトマンズと同等か、やや低い印象です。

  • ポカラのレイクサイド沿いにあるお洒落なカフェやホテルではJCBが通じることもありますが、小規模なゲストハウスや地元の食堂では、ほぼ100%現金決済となります。

【山岳・トレッキングエリア(エベレスト・アンナプルナ等)】

重要:トレッキング中の山小屋(ティーハウス)や村々では、JCBを含むクレジットカードは一切使えません。

  • 標高が上がるにつれて物価も上がりますが、すべての支払いはネパールルピー(NPR)の現金で行われます。一部の場所で米ドルが使えることもありますが、レートが極端に悪いため、出発前にカトマンズで十分な現金を用意しておくのが鉄則です。

4. ネパール旅行で知っておくべき「カード決済の落とし穴」

1. クレジットカード手数料(サーチャージ)

ネパールでは、カード決済時に店舗側から3.5%〜4%程度の手数料を上乗せ請求されることが一般的です。これはJCBに限らずすべてのブランドに共通しますが、高額なツアーやホテルの支払い時には、この手数料が大きな負担となるため注意が必要です。

2. 頻発する通信エラーと二重決済のリスク

ネパールのネット環境は不安定で、カードを切った際に「承認はされたがレシートが出ない」というトラブルがよく起こります。JCBの場合、国際的な決済網の確認に時間がかかることがあり、店側が「決済されていない」と主張して二重払いを求められるトラブルもゼロではありません。必ず決済確認のメールやアプリの通知をその場でチェックしましょう。


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5. 実用的なアドバイス:JCBユーザーが備えておくべき代替手段

ネパールの決済実態を踏まえると、JCB1枚での渡航は非常にリスクが高いと言わざるを得ません。現地で困らないための現実的な解決策を提示します。

  • VISAブランドのカードを必ず併用する:ネパールで最も普及しているのはVISAです。JCBが使えない場面、あるいはJCB対応ATMが見つからない場面に備え、世界中どこでも強いVISAカード(エポスカード等)を予備として持つことが、ネパール旅行の「標準装備」です。
  • キャッシング機能を事前に確認:ネパールルピーは日本国内で両替するのが難しく、現地で調達するのが基本です。JCBカードの海外キャッシング設定が有効になっているか、出発前に必ず確認しましょう。
  • 米ドル現金の「お守り」:万が一、すべてのカードがATMで弾かれた時のために、50ドル〜100ドル程度の「綺麗な」米ドル札を持っておくことを強くお勧めします。

6. ネパールでのATM操作と通貨管理のコツ

1. ATM利用の注意点

ネパールのATMは、1回あたりの引き出し限度額が「10,000〜35,000ルピー(約1万〜3.5万円)」と低めに設定されていることが多いです。さらに、1回ごとに500ルピー程度のATM手数料がかかるため、JCBで引き出す際はできるだけ上限額まで一度に引き出すのがコツです。

2. 紙幣の扱い

ネパールの紙幣は汚れや破れがあるものが多く流通していますが、あまりに酷いものは受け取りを拒否されることがあります。逆に、私たちがカード決済後に受け取るお釣りでも、破れたお札を渡されないようチェックしましょう。


7. まとめ:2026年ネパール決済の真実

ネパールにおけるJCBカードは、「特定の高級施設での支払い」や「特定のATMでの現金調達」においては機能します。しかし、タメルの路地裏での食事、ポカラでのボート遊び、そしてヒマラヤの山々での滞在において、JCBがメインになることはありません。

ネパール旅行の決済まとめ:

  • ホテル・高額品:JCBでの決済を試みる(手数料に注意)。
  • 街歩き・移動:JCB対応ATMで引き出した「ネパールルピー」を使用。
  • 緊急時:JCBが使えない場所に備え、VISAカード(エポスカード等)を常にサブとして携行する。

ネパールの魅力は、不便さの中に宿る人々の温かさや絶景にあります。決済のトラブルでその楽しみを損なわないよう、事前の準備を整えてから出発しましょう。ヒマラヤの風を感じる旅が、素晴らしいものになることを願っています。

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