海外に行くならクレジットカード？それともマネパカード？違いと比較

海外旅行を考えている人の中には、日本でも使っているクレジットカードをそのまま使う方が良いのか、それとも海外旅行用にマネパカードを作った方が良いのかと、海外での支払いについて悩んでいる人もいるでしょう。

本サイトでのおすすめは断然クレジットカードです。クレジットカードの方がマネパカードよりもメリットが多く、便利に使うことができます。

そこで本記事では、クレジットカードとマネパカードの違いから、クレジットカードのメリットについてご紹介します。

クレジットカードとマネパカードの違い、比較

クレジットカードは身近な支払方法ですので理解している人が多いと思います。商品を購入するときにクレジットカードを提示すると、クレジットカード会社が支払いを肩代わり、後で利用者へ代金を請求するという仕組みです。

一方、マネパカードは知名度が低く、よくわからない人も多いかと思います。

マネパカードはプリペイドカードです。まず利用者はお金をチャージします。商品購入する際にはチャージした金額で支払いを行います。Suicaやnanacoといったカードと同じ仕組みになります。

クレジットカードとマネパカードは、どちらも国内、海外で利用できることは共通しているのですが、様々な違いがあります。

入会について

入会に関しては以下のような違いがあります。

クレジットカードは後払いということもあり、銀行口座の登録も必要になっています。カードにもよりますが、年会費が必要になることが多いです。

マネパカードは自分でお金をチャージするので、銀行口座とカードを紐づける必要もありません。また、年会費も払う必要もありません。

クレジットカードは一度商品代を立て替えてもらうという仕組みがあるため、信用が必要となり入会に関しては厳しくなります。その点、マネパカードは立替えがないので、比較的使い始めやすいカードとなっています。

手数料

手数料にも違いがあります。

海外で買物をすると、為替手数料や海外事務手数料がかかりますが、クレジットカードでは1.6%程度が相場となっています。一方、マネパカードの手数料は0.7％程度と半分程度になっています。

クレジットカードのほうが使い勝手がいい点４つ

ここまで話だけだと、マネパカードの方が気軽に作れるし手数料も少ないので良いように思えますが、実際に使う段となるとクレジットカードには大きなメリットがあります。

まず、残額を気にしなくてよいことです。

クレジットカードには限度額はあるものの、残高を気にする必要はありません。

一方、マネパカードは入金した金額の範囲内でしか使うことができません。そのため、カードの残高を確認して、予めチャージしておく必要があり、少々面倒です。

続いて、通貨に関してです。

クレジットカードは海外で利用した時、日本円に換算して請求されますので、どの通貨で取引しているか気にする必要はありません。

しかし、マネパカードは通貨が米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、香港ドル、日本円の6つに限られています。

また、チャージの段階で現地通貨をチャージしなくてはいけません。例えば、日本円をチャージしたら、海外では使うことができません。ヨーロッパを旅する時に、イギリス、ドイツに行くとすれば、英ポンド、ユーロをそれぞれチャージしておく必要があります。

マネパカードに米ドルをチャージすれば世界中で買物ができますが、米ドルと現地通貨の交換に両替手数料（3％程度）がかかるので、手数料は割高になります。

次に、年齢制限です。

クレジットカードは18歳以上であれば利用することができます。

一方、マネパカードは15歳以上と高校生でも申し込むことができるのでクレジットカードよりも範囲が広いと思われがちですが、実は年齢に上限があります。最近緩和されたものの、75歳以上の人はマネパカードを申し込むことはできません。

そして、最後にキャッシュバック特典についてです。

ご存知の通りクレジットカードを利用するとポイントが付与されます。海外で利用した場合も同様です。海外旅行ともなると、ホテルやレストラン、お土産など出費が重なります。ポイントで少しでも還元されるとありがたいものです。もちろん、航空会社と提携しているクレジットカードならマイルを貯めることも可能です。

一方、マネパカードは国内で利用した場合にしかキャッシュバックはありません。海外で利用した分は一切キャッシュバックの対象となりません。

まとめ

マネパカードは入会しやすく手数料が安いといったメリットはあります。

しかし、使い易さや実質的な手数料の安さ、ポイント制度が利用可能であることを考えると、クレジットカードを使用する方が良いでしょう。

海外旅行をするなら、ぜひクレジットカードを利用しましょう。