※ 2023/07/21追記:エポスカード(VISA)の海外旅行保険は2023/10/1以降、付帯条件が自動付帯から利用付帯に変更となります

アンデルセンの童話や北欧デザインの聖地として知られるデンマーク。2026年現在、デンマークは世界で最もキャッシュレス化が進んだ国の一つであり、財布を持たずにスマートフォンやカードだけで生活するスタイルが完全に定着しています。街中のカフェから路上のホットドッグスタンド、さらには有料の公衆トイレに至るまで、ほぼすべての場所でデジタル決済が求められます。
しかし、JCBカードを利用する日本人旅行者にとって、デンマークの決済環境は手放しで「快適」と言えるものではありません。デンマークには「Dankort(ダンコート)」という強力な国内専用決済ネットワークが存在し、JCBはこの主流から外れている場面が多いからです。この記事では、コペンハーゲンを中心にデンマークの最新決済実態と、JCBカード利用時の具体的な注意点、そして現地で立ち往生しないための確実な備えについて詳しく解説します。
2. 2026年デンマークの決済インフラとJCBの現状
デンマークでは「現金お断り(Cash Free)」の店舗が珍しくなく、物理的な現金(デンマーク・クローネ)を目にすることなく旅を終えることも可能です。しかし、JCBカードの通用度は、VISAやMastercardと比較すると明確な差があります。
1. JCBカードが利用可能な場所(事実)
デンマーク国内でJCBが利用できるのは、主に以下の国際的な観光スポットや施設に限られます。
- 外資系高級ホテル:コペンハーゲン市内の「ラディソン・ブルー」や「マリオット」などの国際チェーンでは、JCBは確実に利用可能です。
- 大型デパート・高級ブランド店:ストロイエ通りにある「イルム(ILLUM)」や「マガシン(Magasin)」などの有名百貨店、ロイアル・コペンハーゲンなどの専門店。
- 主要観光施設:チボリ公園の入場料や、一部の美術館・博物館のチケットカウンター。
- セブンイレブン:デンマークにはセブンイレブンが非常に多く、ここでは国際ブランドとしてのJCBが比較的通りやすい傾向にあります。
2. JCBが使えない、あるいはエラーになりやすい場所
以下の場所では、JCBカードが利用できない、または決済エラーが発生するリスクが高いです。
- 公共交通機関(DSB・メトロ):駅の券売機や、非接触決済で乗車する際のリーダーでJCBが弾かれるケースが散見されます。
- 地元のスーパーマーケット:現地の「Netto」や「Føtex」などのチェーン店では、DankortやVISA/Mastercardのみの対応となっていることがあります。
- 個人経営のカフェやデザインショップ:北欧らしいお洒落な小規模店舗では、JCBのネットワークに対応していない端末が一般的です。
3. デンマークで遭遇する「タッチ決済」と「暗証番号」の壁
デンマークの決済は「コンタクトレス(タッチ決済)」が標準です。しかし、ここにはJCBユーザーが陥りやすい罠があります。
1. JCBタッチ決済の不確実性
デンマークの決済端末の多くはVISAやMastercardのタッチ決済規格(EMV Contactless)には最適化されていますが、JCBの規格(J/Speedy)には対応していない場合があります。端末に「タッチ決済マーク」があっても、JCBをかざすとエラーになり、物理カードを差し込んで暗証番号(PIN)を入力しても承認されないというトラブルが2026年現在も報告されています。
2. 暗証番号(PIN)なしでは何も買えない
デンマークでは署名(サイン)による決済はほぼ絶滅しています。無人の券売機やセルフレジでは必ず4桁の暗証番号が求められます。JCBカードを利用する際は、出発前に必ず正しい暗証番号を確認しておく必要がありますが、それでもブランド自体の未対応によって決済できない場面は避けられません。
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4. 解決策:デンマーク旅行を完璧にする「2枚持ち」の重要性
キャッシュレスが徹底されているデンマークだからこそ、カードが使えないことは「支払う手段が完全になくなる」ことを意味します。JCBをメインに考えている方も、以下の対策は必須です。
1. VISAブランド(エポスカード等)をメインに据える
デンマークで最も確実なのはVISAです。JCBが使えない場面、あるいは交通機関の利用時に備え、世界中どこでも通用するVISAブランドのエポスカードを1枚持っておくことが、デンマーク旅行の「最低条件」と言っても過言ではありません。エポスカードはタッチ決済にも対応しており、コペンハーゲンのメトロやバスの乗降もスマホ一つでスムーズに行えます。
2. 現金(デンマーク・クローネ)は必要か?
現在のデンマークにおいて、多額の現金を持つ必要はほとんどありません。むしろ現金を受け取らない店があるため、現金を両替するよりも「確実に使えるカードを複数枚持つ」ことの方が重要です。万が一現金が必要になった場合でも、エポスカードがあれば街中のほぼすべてのATMで現地通貨を引き出すことが可能です。
5. コペンハーゲン・カードと決済のコツ
観光客向けの「コペンハーゲン・カード」をオンラインで購入しておくと、多くの施設や交通機関が無料になり、個別の決済機会を減らすことができます。この購入にはJCBが使えることも多いですが、現地のカフェなどで細かい支払いをする際には、やはりVISAの機動力が必要になります。
6. まとめ:2026年デンマーク決済の鉄則
デジタル先進国デンマークをストレスなく旅するためには、JCBの優待を活用しつつ、実務的な決済は世界標準のネットワークに任せるという柔軟な戦略が必要です。
デンマーク旅行の決済まとめ:
- JCBカード:大型百貨店でのショッピングや、高級ホテルの支払いに使用。
- エポスカード(VISA):公共交通、スーパー、カフェ、美術館など、日常のあらゆる決済のメインとして使用。
- 現金(クローネ):ほぼ不要。カードの紛失・故障に備えた「カードの複数枚持ち」を優先。
デンマークの魅力は、効率的で美しい社会システムにあります。決済のトラブルでその快適さを損なわないよう、信頼性の高いVISAカードを1枚追加して、ヒュッゲ(Hygge)な時間を心ゆくまで楽しんでください。

